お豆腐狂言
inugaoさんに誘われて茂山千作さん・千五郎さんなどが出られる茂山狂言会にいってきました。
「身近で生の狂言を・・」と12年前から私の住んでる市のホールで開催されてるそうです。
茂山家には「お豆腐狂言」という言葉が語り伝えられてるそうです。
京都ではおかずに困ったら「お豆腐にでもしとこか〜」などというので、二世千作の頃
特別な階級の人々だけのものだったのに庶民の場にも狂言していた悪口だったそうです。
でも それを逆手にとって
「それ自体高価でも上等でもないが、味付けによって高級な味にもなれば庶民の味にもなる!」
と狂言の普及に現在も同じ考えの茂山狂言だそうです。
内容は佐渡狐・口真似・鬼ヶ宿 の3曲でした。
始まる前に茂山千三郎さんが分かりやすく笑いもとりながら解説してくれたので、
あまり知識のない私にも 楽しい笑いの時が過ごせました。
口真似という曲は「耳引き」という曲目で豊臣秀吉・前田利家・徳川家康という豪華な面々で上演した記録が残っているそうで、400年前も 今も 同じ様に クスクス笑ってた人々がいると思うと 可笑しいですね。
inugaoさんからはいつもお話には聞いていたのですが 千作さんの なんともいえない
お顔が こちらまで嬉しくなりました。
笑うと 不思議と 元気な気持ちになりますね。^^。